2020.02.26
経理と労務を自分でやってみてわかった保険と年金の制度について
こんにちは!
最近ブログの更新が遅くなってきました。
悪いクセですね。
基本的には週初に更新予定です。
会社を創業してみてわかったこと
さて私は会社を一人で創業して、初めて経理業務というのを経験しました。
会社を経営するにあたって経理に弱い経営者はアカンという話をどこかで聞いたので(ソースは忘れました)
私は創業以来自分で経理をやってきました。
ついでにいうと、役所への届け出や登記もすべて自分でやりました。
役所は基本的に書類の添削などをしてくれるわけではないので、
すべてネットで調べて、必要書類を用意し、書いて書いて書きまくってこれで正しいのかな?
と疑心暗鬼で提出したら特に不備もなかったようで何とか今に至っています。
税理士にもよく自分で全部できましたね。と驚かれました。
このような手続きを自分でやった結論としては、お金があるなら専門家に頼もう(笑)。
話が逸れましたが、経理に関しては自分でやってみてよかったと思います。
その大きな理由は2つ
①数字をもとに計画をたてる習慣がつく
②税金と保険について詳しくなる
①についてはある程度の社会人経験を積んでいる方であれば割と当たり前の能力ですが、
ビジネスをするにあたって、何にしても数字=お金という点を深く認識できました。
大事なのは②の方です。
私の肌感覚では、一般のサラリーマンの方は保険や年金は強制的に徴収されるから支払っているものの、払った人が受けられる保障内容については無知の方がほとんどです。
万が一の時のためにと民間の保険に加入している人も多いですが、会社員が強制的に加入している保険にいくら支払っていて、どれだけの保障があるのかについて理解した上で民間の保険に加入するのとそうではないのでは意味合いが違います。
実は社会保険料はめっちゃ高い
会社は従業員の保険料を全額支払い、そのうち約半額を給与から差引きます。
年収500万円だと約14%が年間の社会保険料です。
500万円×14%≒70万円
一見年間70万円の保険料を払っているようですね。
ここが社会保険のうまいやり口なんですが、
保険料を会社が半分支払うという形をとることで、保険料が過剰に
搾取されていることに気が付かないマジックを使っています。
実際には年収500万円の人に対して会社が支払わなくてはならない社会保険料は年間140万円ほどです。
この半額を会社が支払う形にすることで、給与明細に記載されるのは70万円の方だけですが、実質は年収570万の人が140万円を支払っているのと同じです。
年収570万円の人が払う140万円の保険料は24.5%にもなります。高っ!
「会社と折半する」という制度って何なんでしょうね。
ただ社会保険料が高いことをごまかすために給与明細に書かれない数字が存在することを隠す目的としか思えません。
会社と折半のマジック
もう一度わかりやすく言うと、
年収500万円を月給にすると月給410,000円。
月給410,000円の人の月の給与明細に記載される社会保険料は57,810円です。
しかし「会社と折半」しているので、言い換えてみると
月給467,810円の人が115,620円の保険料を払っているのと同じです。
(40歳を超えるともっと高くなります)
いやーマジックですねー
さらに保険料は、
普段から健康に気をつけて、「規則正しい生活、喫煙はしない、適度な運動をしている、飲酒もほどほど」という人と、「生活は不規則、ジャンクフードばかり、運動はしない、喫煙、大酒飲み」という人で同じテーブルが適用されます。
健康な人ほど損をする制度ですね。
皆さんこんなに保険と年金を支払っていて、さらに民間の保険にも加入しています。
はっきり言って日本で生活する上で人生の一番の出費は保険料と言っても過言ではないですね。
さらに所得税、住民税、法人税、消費税といっぱい税金を支払って世の中は成り立っています。
これからも我社はたくさん税金を払って世の中に認められる企業になりたいです。
なんか生々しい話になってしまいました。
こんなことしか学んでないんかい!という感じですね。
ちなみにもう5年ほどやっていてわかりましたが、
私は経理や労務業務は大嫌いなので近いうちに誰かにやってもらおうと計画中です。
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