2021.04.19
価格が高いホームページと安いホームページの違いって何?
ホームページ制作の見積価格はピンキリ
「ホームページを作りたい、リニューアルしたい。」と思ったときに、まず何社かの業者に問い合わせをし、こんな感じで作りたいと要望を伝え見積もりを取ります。
すると各会社によって見積もりの価格に大きく差がでることがあります。
同じ要望でホームページを作るのになんで?
と思う人は多いですよね。
そこで今回はホームページの価格差はどこで生まれているのか、を解説します。
ホームページ制作は家を建てるのに似てる
HOMEPAGEというだけあって、家を建てるのに似てます。
大きな違いは建てた家に沢山の人が見に来るという点です。
自分が住むためのものではなく、人に見せるためのものなので、内装や機能にはこだわりたいですよね。
見積価格が高いホームページの仕組み
見積が高いホームページ制作会社の特徴は1サイトの制作に対し、数名のチームで動く点です。
各制作パートにおいて専門の担当者を置き、高い技術でそれぞれの仕事をこなします。
チーム例)
・ディレクター
・企画、コンサルタント
・デザイナー
・コーダー
・エンジニア(JavaScript、WordPressなど)
家で例えるならディレクターは現場監督です。お客様から要望を聞き、しっかりとデザイナーを据えておしゃれな家を設計し、トイレやキッチンなどは専門業者に施工を依頼し、それぞれのパートをプロフェッショナルに依頼する感じです。
訪れる人を想定し、こんな機能があると便利とか、こんな間取りが最適とか、経験や実績に基づくコンサルティングまでしてくれます。
このような制作方法が向いてるケース
・ページ数が多く、規模が大きいサイト
・最新の技術を取り入れたおしゃれなサイト
・デザイン、機能面の両方でUI、UXを高めたい
よくあるパターン
・新商品や新規ビジネスの発表と共に、サイトを使って集客、問い合わせを確保していきたい
・閲覧者に対しインパクトを強く与えることで、次回アクションを起こす際に良い印象を残したい
・採用希望者に良いイメージを与えたい、挑戦する姿勢を見せたい
メリット
・求める結果につながる確率は高い
・会社の評判が上がる
・飽きにくく、比較的長い期間利用できる
・オリジナリティが高い
しっかりとどんな人が訪れるのか、どんなページを見てどのようなアクションを起こすのかを想定して作るため、結果につながる確率は高いです。
その時のトレンドのデザインや最新技術を取り入れて作るため、サイトが古臭くなるまでの期間が長いです。
デメリット
・修正や仕様変更の際の作業巻き戻しがしにくい
・価格が高い
各作業パートにおいてディレクターがクライアントの要望をデザイナーや技術者に伝え、1工程が終わると次の工程に進みます。
各工程の作業を終えた段階でやっぱり仕様を変更したいとなった場合、工程の巻き戻しをする際に動く人数も増えるため、別途費用の価格も高くなります。
見積価格が安いホームページの仕組み
見積が安いホームページ制作会社の特徴は1サイトの制作に対し、1〜2名で担当する場合が多いです。
専門の担当者ではないので技術力が高いわけではなく、よくある感じのデザインや機能になりがちです。
・ディレクターがデザイン、コーディングを兼任
・テンプレートの使用や、既存機能などの使い回し
使い回しと言うとあまりいい印象がないかもしれませんが、同じような機能や同じような雰囲気のデザインを望むクライアントは多いです。
家で例えるなら一人親方が一通り全ての施工を行い、設備はよくあるものの使い回し、家具はニトリの規格品。建売住宅のような感じです。
このような制作方法が向いてるケース
・デザイン性をそこまで重視せず、ブログや更新コンテンツなどの内容で勝負
・現在は発信する情報が少ないが未来に向けて内容を充実させて行く予定
・集客向けではなく、情報発信向け
よくあるパターン
・古くさいサイトを一新したい
・そこまでの利便性を求めないがデザインを改めたい
・現状の情報量は多くないが、今後色々な発信をしていきたい
メリット
・未確定な情報が多い段階のスモールスタートに向いている
・修正や仕様変更が比較的しやすい
まずは素早くスタートし、後から情報更新、改築、リフォーム、増設を行いたい人に向いています。
デメリット
・求める結果につながる確率は下がる
・クライアント自身が更新、改修、コンテンツの充実を図るなどの意識を高める必要がある
・他のサイトと似た部分が出てくる
他のサイトと動きが似ているとか、レイアウトが似ている点はどうしても生じます。
また制作サイドからの提案量も少ないため、クライアント自身が色々やりたいことを伝えたりや更新を行う、といった意識を高く持つ必要があります。
どちらにしろ更新、運営は大切
ウェブサイトはSEO対策や閲覧者のリピート訪問を増やすためにも更新は欠かせない要素です。
色々な想定や訪問者への便利な機能を用意しても、想定と異なるケースが生じることは多いです。その際にはリフォームが必要になりますが、ウェブサイトは家と比較してリフォームがしやすいという特徴があります。
更新をしっかりと行うことで、低価格でスタートしたサイトが高価格のサイトを結果で上回ることも多いです。
そのため、初回オープン時はそこまで費用をかけず、リフォームに費用をつぎ込むというのも有効な戦略です。
結局どのように業者を選べばいいのか?
どのような価格帯でホームページを制作するかを決める要素は
・達成したい目標
・ターゲット(閲覧者)に対してどのようなアクションを求めるか
・用意できる予算
・目標達成までの期間
・現在用意できる情報量
この辺を考慮し、必要な技術、コンサルティングを選択するのが良いでしょう。
ついつい間をとって…というような選択をしがちですが、中身で判断してくださいね。
わからない場合は詳しい人にセカンドオピニオンを求めるのも良いでしょう。
弊社にご相談いただければ見積もりの内容調査、必要技術のコンサルティングなども行っております。
お気軽にご相談ください。
Related Post